立花月夜の思考図書館

・言葉にならなかった思考の欠片を、月夜の棚にそっと置いていく。

1匹88万円の秋サケが鳴らす警鐘——海洋温暖化の猛威と、水産主権を放棄する国家の弱腰

札幌の初競りで1匹88万円を記録した秋サケ。海洋温暖化による不漁という自然の脅威に加え、公海での先取り乱獲や大和堆・竹島周辺での主権侵害に有効な手を打てない日本政府の「水産安全保障の怠慢」を地政学とエコシステムの視点から解剖します。

Google分割回避は何を示すのか——国家が巨大プラットフォームを屠れなくなった日

Google広告事業の分割回避は、国家が巨大プラットフォームを解体できなくなった瞬間である。ニュースの事実を整理しつつ、国家権力・日本社会・個人の生存戦略を読み解く。

「昔の値段でできるはずだ」という呪縛──(約)1.8倍の現実が突きつける、日本経済の断絶

商社の現場では部材原価が1.8倍に高騰する中、顧客は「昔の値段」に縛られ価格転嫁が進まない。AI・半導体の好況とは裏腹に、基礎部材や生産財は急減速し、日本経済はK字型に分断されつつある。安さの幻想を解体し、価値の再構築が求められている。

「限定的作戦」という名の火消し——イラン攻撃の直後に露呈した、強権的リーダーの「器の小ささ」

2026年のホルムズ海峡「限定的作戦」発言を分析。イラン攻撃直後の火消しの背景、強権的リーダーの虚勢と脆弱な自己愛、ポピュリズム政治の危険性を心理学と国際政治の視点から読み解く。

ホルムズ海峡の米軍攻撃——「正義」という名の傲慢と、人質に取られる日本のエネルギー主権

ホルムズ海峡での米軍攻撃は、日本の原油依存とエネルギー主権の脆弱性を露わにした。アメリカの「航行の自由」の裏にある利害構造、原油高騰リスク、そして日本が取るべき自立戦略をわかりやすく解説します。

「数十年に一度」という言葉のインフレと、安全圏から放たれる政治の免責符

「数十年に一度」「最大級の警戒」が乱発される災害報道の言葉のインフレと、政治が“警戒呼びかけ”を免責符として消費する構造を分析。線状降水帯・大雨特別警報の連発で危機感が麻痺する理由と、自律的な避難判断の必要性を解説する。

「数十年に一度」という言葉のインフレと、安全圏から放たれる政治の免責符

「数十年に一度」「最大級の警戒」が乱発される災害報道の言葉のインフレと、政治が“警戒呼びかけ”を免責符として消費する構造を分析。線状降水帯・大雨特別警報の連発で危機感が麻痺する理由と、自律的な避難判断の必要性を解説する。

呉・日鉄跡地の防衛拠点化——大和の記憶の再生と、「軍事拠点を公表する」日本の平和ボケ

戦艦大和を生んだ呉が「多機能複合防衛拠点」へ再生する一方で、軍事拠点の場所と機能を公表する日本の平和ボケ構造が露呈する。現代戦の危機管理と、猫寓話「空飛ぶ子猫の巣を公開する国」への誘導で優しく読み解く。

単なる資源の買い手を脱する——バスラ製油所と日揮の合意に見る、日本の「技術外交」とアメリカの地政学

日本が「資源の買い手」から「技術外交の担い手」へ。イラク・バスラ製油所と日揮の合意が象徴する中東戦略の転換点を、アメリカの地政学的視点から読み解く。

170円の麻酔と補助金中毒——なぜ政府は「減税」ができないのか

ガソリン補助金の継続が表明された日本。本来の価格を税金で覆い隠す「170円の麻酔」はなぜ止められないのか?トリガー条項などの「減税(引き算)」を拒絶し、「集めて配る補助金(足し算)」に依存し続ける政府と官僚機構の権力構造を解剖します。